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 がんで左右の腎臓を失った福岡県田川市の吉田秀文さん(66)は、血液透析を10年続けた後、自分で透析の作業ができる、腹膜透析を主に使うことを決めた。2016年5月、田川市立病院で、左の脇腹に直径5ミリのカテーテルを通す手術を受けた。

 透析は1日に4回、自分の部屋で作業する。マスクをつけて手を洗い、脇腹から出ているカテーテルの先端に、専用のバッグをつなげる。古い透析液を排出するための排液バッグだ。

 いすに座ると、排液バッグを床に置いた。落差を利用して、おなかに入れてあった透析液を流し込む。にごりなどの異常がなく、透明であることを確かめ、「記録ノート」に記入した。「よし、1800グラムだ」。

 次は注液だ。カテーテルにつな…

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