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 国の文化審議会は19日、旧県会議事堂(岩出市根来)を重要文化財に指定するよう、文部科学相に答申した。国内で唯一残る木造和風の県会議事堂である点などが評価された。明治時代に建設され、昭和に入って議事堂としての役目を終えた後も、売却や3度の移築を経て、持ち主や名前も変わりながら存続してきた流転の建物。県教委は「解体の危機の度、建物を保存し次世代へ受け継ごうとする人々の動きがあった」としている。

 建物は、建設当初は和歌山市にあったが、現在は岩出市にあり、昨年3月、建物を当初の姿に戻す復原(ふくげん)工事が完了した。木造2階建ての一部平屋。建築面積は1239平方メートル。議場部は吹き抜けの大空間で、彫刻が施された床の間が設けられている。壁は土壁しっくい塗り、屋根は瓦ぶきなど、全体は和風でまとめられている。一方、屋根を支える構造には西洋式の近代の技術も使われている。

 県教委文化遺産課によると、議事堂は1898(明治31)年に和歌山市一番丁に建設され、講演会場や選挙会場としても活用された。1911年には夏目漱石も訪れ、「現代日本の開化」と題して講演したという。

 現役の議事堂として使われたの…

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