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 1300年以上の歴史を持ちながら、担い手の高齢化や需要の落ち込みで生産が激減している鹿児島県・奄美大島の伝統工芸品「大島紬(つむぎ)」の存続をかけて、若者たちが動き出した。海外への進出や新商品開発を通じて、新たな道を切り開こうとしている。

 2月上旬、オランダ・アムステルダム。ホテルの客室を会場に日本のデザイン製品を展示販売する「MONO JAPAN」が開かれた。食器や和紙、家具、宝石類など約30の企業や職人たちと一緒に、大島紬の特徴である「泥染め」の作品を紹介する奄美大島の職人、金井志人(ゆきひと)さん(37)の姿があった。

 「まずは知ってもらうことが第一」と海外に初めて踏み出した。着物のほかに、泥染めの洋服やストールなどを白いベッドの上や壁に並べ、実際に泥染めを体験できるワークショップも開催した。

 集まったのは、オランダやイタリア、英国、ドイツ、韓国などの染色愛好家やアパレル関係者、学生ら約10人。染料として使う泥やシャリンバイは一斗缶などに入れて、日本から数カ月かけて船便で送っておいた。

 泥染めを知る参加者はほとんどおらず、金井さんが技法を説明しながら実演。風呂敷を茶色や黒色に染めてもらった。「黒色にするには何回染めるのか」「奄美の技法で、オランダの植物や泥でも染めができたら」などと活発に質問や意見を受けたという。「奄美大島が持つ文化の個性を改めて感じた。染色の仲間が世界にも増えた気がした」

 現在、金井さんが泥染めなどで…

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