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 人間は本の表紙のデザインから、内容をある程度推測できるが、人工知能(AI)はどうか。九州大の内田誠一教授(画像情報学)と博士課程のブライアン・イワナさんが、そんな研究結果を論文にまとめた。

 内田さんらは、米ネット書店のサイトに掲載された洋書約13万8千冊分の表紙画像を用い、AIが本の表紙を元に「歴史」「法律」など20分野から正しいものを選べるか検証。AIに画像の9割を読み込ませ、表紙の特徴を学ばせた後、残る1割の画像を使って正答率を調べた。

 その結果、実際の分野とAIが挙げた第1候補が一致したのは22%で、第3候補まで広げると40%だった。正答率が高かった分野の一つは「旅行」で、風景など特徴的な表紙が多いことが影響したと見られる。

 一方で「料理」は、食べ物が表紙の場合は正答率が高かったが、表紙に女性が映っていると「恋愛」、ジュースだと「健康」と間違えることもあった。

 内田さんは「AIに文字を認識させて、タイトルからも類推できればさらに精度は高まるだろう」と話している。

<アピタル:ニュース・フォーカス・科学>

http://www.asahi.com/apital/medicalnews/focus/(川村剛志)