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 東松山市の「原爆の図丸木美術館」で、故丸木位里(いり)、俊(とし)夫妻が描いた「大逆事件」が6年ぶりに特別公開されている。社会主義者ら12人が死刑になった事件が題材で、犯罪を計画段階から処罰する「共謀罪」の趣旨を含む組織的犯罪処罰法改正案の可決へ政府が突き進むなか、「国家権力について、立ち止まって考えてほしい」と企画した。

 1910年、明治天皇の暗殺を計画したとの理由で数百人が摘発された大逆事件では、翌年、24人に死刑判決が出され、幸徳秋水や管野スガら12人がすぐに処刑された。事件の大半が、社会主義弾圧のためのでっち上げだったとされる。

 丸木夫妻は1989年、「前々から何とか描かねばならぬと思っていた」と「大逆事件」を制作した。縦約1・8メートル、横約7・2メートル。死刑になった12人の肖像それぞれの背後に絞首刑用のロープの輪が描かれ、一人ひとりの絶命時間と享年が記入されている。位里は絵を発表した際、「大逆事件だけは今日の問題として一遍も二遍も登場してもらって、皆さんと考えてゆこうではありませんか」と訴えた。

 学芸員の岡村幸宣(ゆきのり)…

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