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 見たい、見たい、と思うんですけれど……。

 宝塚歌劇をめぐっては、そんな声をたくさん聞きます。宝塚観劇歴40年の私と一緒に、女性が男役を演じる世界へ、さあ一歩、踏み出してみましょ。

 今回体験するのは大阪市の高校2年生、三上希実(のぞみ)さん(16)と堺市の会社員、池田正和さん(38)。三上さんは高校でデザインを学び、舞台美術に興味津々。去年懸賞で宝塚のチケットがあたり、初めて見た公演でハマッた。「男役にあこがれてショートヘアにしました」

 友人の影響で興味があったけれど、気恥ずかしくて見に来られなかったという池田さん。「きょうは女性が男性をどう表現するか、しっかり見たい」

 私たち3人のほか、漫画家の細川貂々(てんてん)さん(47)も宝塚歌劇の本拠地、宝塚大劇場(兵庫県宝塚市)までご一緒に。細川さんは宝塚が好き過ぎて関東から移り住んだ熱烈なファン。「タカラヅカが好きすぎて。」というコミックエッセーも描いた。

 5月中旬の土曜日、私たちは阪急宝塚駅前で集合した。駅前に市がつくった「宝塚ゆめ広場」には、男役と娘役が踊るブロンズ像がある。宝塚の代表作「ベルサイユのばら」をイメージしたバラも植えられている。

 「『花のみち』を歩き、夢の国へ行きましょう」と細川さん。桜並木が続き、マンホールや陸橋には市の花スミレが描かれる。「♪すみれの花咲く頃~♪」。歌劇の代表曲を口ずさんじゃいますよ、私は。

 「駅からの雰囲気が華やかだなあ」と池田さんはうっとり。「あ、タカラジェンヌさん」と細川さんが発見すると、三上さんは「きゃあっ」。大きな荷物を持ち、稽古に向かうらしき女性はパンツ姿でスラッとして、姿勢が良い。一目でわかる。

 歩いて数分で赤い屋根の宝塚大劇場へ。入り口には阪急電鉄と歌劇団の創設者、小林一三の銅像がある。

 楽屋口には、タカラジェンヌの“出勤”を見守るファンが整然と並ぶ。「ファンのマナーなんですね。礼儀正しいなあ」。池田さんは感心しきりだった。

 ロビーは女性のお客さんで大にぎわい。レビュー郵便局もあり、このポストに投函(とうかん)すると「宝塚レビュー臨時出張所」という特別な押印が。いまはラインダンスの絵柄だ。

 この公演で初舞台を踏む103期生40人の写真が張り出されていた。「成績順なんです。シビアですよね。この厳しい世界で成長していく彼女たちを応援しているんです」と細川さん。

 みんながライバルで仲間という世界で稽古に精を出し、がんばるタカラジェンヌ。努力が支えるキラメキの舞台をさあ、見よう。

歌に踊りに、ドキドキ恋心

 キラキラの世界が目の前に。5月中旬、私は大阪市の高校2年生、三上希実(のぞみ)さん(16)と、堺市の会社員池田正和さん(38)を宝塚大劇場(兵庫県宝塚市)に案内した。「ドキドキします」と三上さん。真っ赤なじゅうたんの劇場をゆく足どりも軽い。ロビーで曲を奏でる自動ピアノは、よーく見るとスミレ色。宝塚歌劇のシンボルのスミレにちなむんですよ。

 コホン、観劇歴40年の私が説…

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