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 トヨタ自動車などの自動車メーカー4社は18日、欠陥のあったタカタ製エアバッグをめぐる米国での集団訴訟で、計5億5300万ドル(約610億円)を支払うことで和解したと発表した。大規模リコールにともない、自動車の所有者が支払ったレンタカー代などの経済的損失を補償する。

 和解に合意したのはトヨタのほかマツダ、スバル、独BMW。4社は連名で声明を出し、「リコールの規模や深刻さを踏まえて和解することにした」としたが、いずれも自らの過失や責任は認めていない。欠陥エアバッグを載せた車を販売したのは計19社にのぼるが、日産自動車やホンダなどは和解に至っていない。

 タカタだけではリコール費用などを負担する体力がなく、大半を自動車メーカーが肩代わりしている。タカタは1月、米当局との間で罰金や被害者への補償に計10億ドル(約1100億円)支払うことで合意したが、うち8億5千万ドルは未払いだ。自動車メーカーからは、タカタの法的整理を求める声が強い。(ワシントン=江渕崇)