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 「共謀罪」の趣旨を含む組織的犯罪処罰法改正案の衆院法務委員会での採決が強行されたことに抗議する集会が19日夕、長崎市中心部の鉄橋でもあった。「戦争への道を許さない! ながさき1001人委員会」や若者らでつくる「N―DOVE(エヌダブ)」、「せんそうさせないママパパの会 ながさき」など県内の七つの団体が主催。300人(主催者発表)の参加者が法案の採決が強行されたことを批判し、抗議文を採択した。

 N―DOVEのメンバーで活水女子大4年の花岡真咲さん(22)は「安全のためと言うけど、私たちの自由と引き換えに社会を監視下に置いてしまっていいのでしょうか」と訴えた。長崎総合科学大非常勤講師の芝野由和さん(67)は「めちゃくちゃな法律。国会でまともに議論しようとせず、はぐらかしにすかすかの答弁。国民をバカにしているとしか思えない」と批判した。

 集会では「数の力で『共謀罪』法案を成立させることは断じて許されない」とする抗議文を採択した。「国会審議では、一般人が処罰の対象になるのかなど疑問は残されたまま」「法案の修正も取り調べの可視化の検討などを付け加えたに過ぎず、問題の本質的な解決にはならない」と訴えている。抗議文は首相官邸と与党の自民・公明、委員会採決に賛成した日本維新の会に送るという。(山野健太郎)