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 大分市の新日鉄住金大分製鉄所の工場が焼けた1月の火災で、市消防局は19日、発生から通報までに約40分かかったことが延焼の一因だとする調査結果を発表した。

 市消防局によると、火災は1月5日午前1時半ごろに発生。同社は自前の消防隊を派遣し、市消防局への通報は午前2時10分だった。鎮火までに約35時間かかり、工場の電気システムを管理する主電室約5100平方メートルが全焼した。市消防局が現場に着いても、既に煙が充満していて主電室に入れず、火元の特定に時間がかかったことなどから、通報の遅れが延焼につながった原因の一つとの見方を示した。

 同社は取材に「社内のルールに基づいて真摯(しんし)に対応した。コメントする立場にはない」と答えた。

 市消防局はこの日発表した調査結果で、火元を制御盤と特定した。同社も18日、制御盤内の装置の異常が原因と発表している。