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 「餃子(ギョーザ)の王将」が4月に台湾に進出し、南部の高雄市に1号店を開いた。ライバルの「大阪王将」も昨年9月に台北市に進出。現地では「日本式焼きギョーザ戦争が台湾で始まった」(リンゴ日報)と注目されている。

 「餃子の王将」の新店舗のコンセプトは「クールジャパン」。店内には富士山の絵が描かれ、高級感のある木製カウンターとともに雰囲気を盛り上げている。試験営業の4月16日に妻と娘とともに訪れた陳建忠さん(46)は「開店を知った妻の提案で来た。値段は少し高いけどおいしい。また来るよ」と話した。4月20日の開店初日は、店があるショッピングモールの外に順番待ちの列ができた。

 店を展開する王将フードサービス(京都市)は、2014年に中国から撤退し、台湾が海外再挑戦となる。ギョーザは一皿6個で75台湾ドル(約260円)と、日本とほぼ同水準。皮に北海道産の小麦を使っていることを宣伝し、味は台湾向けに少し塩味を抑えた。

 一方、「大阪王将」のイートアンド(東京)は昨年9月、台北の三越系デパートに現地資本が運営する1号店を開いた。やはり行列ができる人気で、4月初めには台南市に3号店を開店。一皿6個で80台湾ドル(約280円)で、味付けはほぼ日本と同じという。

 台湾では水ギョーザが主流で、焼いた細長いギョーザも「鍋貼(クオティエ)」と呼ばれ人気だ。皮は日本より厚め。街の食堂では1個5台湾ドル程度だ。二つの「王将」の日本風の焼きギョーザがどれだけ受け入れられるか、今後も注目されそうだ。(高雄=西本秀