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 スウェーデン検察は19日、内部告発サイト「ウィキリークス」代表のジュリアン・アサンジュ氏(45)が同国内で性的暴行事件を起こした容疑の捜査を中止すると発表した。ただ、同氏には英国の裁判所の出頭命令に従わなかった容疑での逮捕状が出ており、ロンドン警視庁は逮捕する方針を変えていない。

 アサンジュ氏は容疑を否定。スウェーデン経由で米国に移送され、外交公電の暴露によるスパイ防止法違反などの罪で死刑になる恐れがあるとして、政治亡命を求めて2012年6月にロンドンのエクアドル大使館に駆け込んだ。以来、敷地から一歩も出ない生活を5年近く続けている。

 スウェーデン検察は19日、捜査中止の理由について、エクアドル政府の協力が得られず、刑事事件の迅速な捜査を定めたスウェーデンの刑事手続きを履行できないためと説明した。ただ、公訴時効の2020年8月までにアサンジュ氏がスウェーデンに入国すれば、捜査を再開しうると述べた。

 性的暴行事件は10年にスウェーデンで起きたとされる。検察は15年、逮捕状が出ていた性的暴行以外の嫌疑について、5年の公訴時効を理由に捜査を打ち切っていた。(渡辺志帆

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