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(20日、DeNA6―4巨人)

 九回表の横浜スタジアムに、あの登場曲が久々に鳴り響いた。DeNAファンがジャンプして出迎えた。「ヤ・ス・ア・キ!」

 中継ぎから抑えに戻った山崎康晃が、口を真一文字に結び、グラブで胸を2度たたいてマウンドへ向かった。「絶対に試合を締めてみせる」。先頭に安打を許したが、腕の振りは力強い。次打者を遊ゴロ併殺に仕留め、最後は村田を150キロ直球で空振り三振に。2点リードを守りきった。

 新人では新記録の37セーブで新人王に輝いた2015年に続き、昨季も33セーブ。3年目の今季も開幕から抑えとして起用されたが、4月中旬に立て続けに救援に失敗し、ラミレス監督から中継ぎ投手の新外国人・パットンとの配置転換を告げられた。

 すると、4月16日のヤクルト戦から15戦連続無失点。一方のパットンは、前日までの3試合で3失点と精彩を欠いた。この日の試合前、それぞれ監督室に呼ばれ、再びもとの配置に戻す考えを伝えられた。

 試合は接戦となり、2点を勝ち越した直後の七回にパットンが登板。3人でぴしゃりと抑えて流れをものにすると、八回は三上がつなぎ、九回にバトンが託された。山崎康は言う。「やっぱり僕はここがいい。絶対的な守護神の座をつかみたい」。指揮官も「しばらくこれでいく」と腹を決めた様子だ。Bクラスからの巻き返しを狙う態勢が、ようやく整った。(山口裕起)

 ○ラミレス監督(D) 「救援陣がよく頑張ってくれた。(決勝打の桑原について)我慢して使い続けたかいがあった」

 ○桑原(D) 六回、5試合ぶりの安打が勝ち越しの2点適時打に。「情けなかったので、なんとかしたかった」

 ○パットン(D) 七回を三者凡退に抑える。「任されたところをしっかり投げるだけ。よかった」

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