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 国連は19日、内戦が続く南スーダンの南部イエイで、昨年7月から今年1月の間に、南スーダン政府軍と支配下の武装勢力が、少なくとも114人の市民を殺害したとする報告書を発表した。市民への暴力行為は反政府勢力も行っており、「戦争犯罪や人道に対する罪に匹敵する」と非難している。

 報告書によると、戦火から逃げ惑う市民に、無差別な砲撃や殺人、略奪や放火、女性に対するレイプなどが行われている。ただ、戦闘が続いている地域では調査が困難なため、被害の実態はつかめていない。

 一方、南スーダン政府軍広報官は同日、ロイター通信の取材に「事実無根。言いがかりで、政府軍を敵に仕立て上げようとしている」と反論した。

 日本の自衛隊は首都ジュバで国連平和維持活動(PKO)に参加しているが、5月末までに撤収する予定。イエイは首都ジュバの約150キロ南西にあたる。(ヨハネスブルク=三浦英之

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