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 アジア太平洋経済協力会議(APEC)の貿易相会合が20日、ベトナム・ハノイで開幕し、世耕弘成・経済産業相が米通商代表部(USTR)のライトハイザー代表と約30分間会談した。

 世耕氏は会談後、記者団に「双方に利益をもたらす貿易を促進し、貿易障壁や貿易歪曲(わいきょく)的な措置に立ち向かい、経済成長を促す高い基準づくりで協力することで合意した」と述べた。

 さらに「第三国での不公平な貿易慣行に対し、協力を強化することで合意した」とも語った。第三国の名前は明らかにしていないが、中国が念頭にあるとみられる。ライトハイザー氏は会談後、記者団の取材には応じなかった。

 ライトハイザー氏は15日にUSTR代表に就任し、日本の閣僚との会談は今回が初めて。3月の上院公聴会で「米国が多くの農産品の貿易障壁を我慢しなければならないのは理解しがたい」と述べ、日本に市場開放を求める意向を表明していた。(ハノイ=南日慶子、鈴木暁子)