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 イランで19日に行われた大統領選で、内務省は20日、保守穏健派で現職のロハニ大統領(68)が勝利したと発表した。反米を基調とする保守強硬派のライシ前検事総長(56)との事実上の一騎打ちだったが、欧米などとの核合意を堅持し、外資を呼び込んで経済発展を狙うロハニ師の対外融和路線が信認された。

 内務省の同日午後2時(日本時間同6時半)の最終発表によると、ロハニ師は約2355万票で得票率約57%。ライシ師は約1579万票で得票率約38%。ロハニ師の得票は有効投票の過半数となり、再選された。投票率は73・1%で、前回2013年の72・7%より0・4ポイント高かった。

 ロハニ師は1期4年の実績として、15年7月、イランが核兵器開発につながるウラン濃縮活動を制限する見返りに、国際社会が制裁を解除する核合意を米英仏独ロ中の6カ国と締結したことを強調。選挙戦では「自由に生きるか、そうでないかの選択を迫られている」と訴え、人口の多い若者を中心に保守穏健派と改革派の支持層をつかんだ。

 これに対し、保守強硬派はライシ師への候補一本化に成功し、市民が景気回復を実感できないなどロハニ政権の経済政策を批判。だが、同派のアフマディネジャド前政権が欧米と対立して国際的に孤立し、国内経済の混乱を招いた経緯があり、幅広い支持を得られなかった。

 ただ、イランの失業率は12・…

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