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 福岡県田川市の伝統行事「川渡り神幸祭」(県無形民俗文化財)が20日、幕を開けた。色鮮やかな飾りやのぼりを満載した山笠11基、みこし2基が彦山川を渡った。男衆は重さ2トン、高さ12メートルほどある山笠を激しく揺さぶり、水しぶきと気勢を上げた。

 筑豊地方に初夏の訪れを告げるとともに、かつて炭鉱で栄えた街の「川筋気質」を今に伝える勇壮な祭り。みこしに乗った風治八幡宮の神様が山笠をお供に対岸に渡り、「お旅所」で一泊して戻る。その旅の道のりを表しているという。21日は帰路の川渡りがある。

 永禄年間(1558~1570)ごろ、疫病を鎮めてもらったお礼に氏子たちが山笠を建立して奉納したのが始まりとされる。

 20日の九州・山口は、30度以上の真夏日となる地点が相次いだ。気象庁によると、大分県日田市でこの日の全国最高の33・1度を観測したほか、熊本県菊池市で32・3度、福岡県久留米市で31・4度、山口県岩国市・広瀬で31・2度だった。(中村幸基)