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 朝日新聞の単独インタビューに応じたロス米商務長官との主なやりとりは以下の通り。

 ――先月の日米経済対話をどう評価しますか。

 「大きな対立点はなかった。両国は安全保障、経済などすべての面で、今後の最良の道筋を探ろうとしている。経済面では、経済産業省が貿易紛争を解決するための専門部署を初めて立ち上げたことに興味を持った。鉄鋼やアルミニウムなど、我々は多くの分野で共通の問題を抱えており、こうした取り組みは我々が協力できる具体的な分野だ」

 「経済対話については、今後のあるべき枠組みについて協議している。数週間前、カリフォルニア州で麻生太郎副総理と会談したが、とてもいい議論ができた。現時点では具体的な成果がないが、良好な関係を築いてお互いの関心を探り、その後特定の貿易問題について協議するための重要な開始点にある。対話はうまくいったと、とても楽観的でいる」

 ――日米二国間の自由貿易協定(FTA)はやりたいのですか。

 「我々の希望は、最終的にはFTAをやることだ。米国が持つFTAが少なすぎるのは奇妙だ。我々の主要貿易相手国5カ国のうち、FTAがあるのはカナダとメキシコだけで、日本、中国、欧州とはない」

 「小さい国とは多くのFTAがあるが、この統合された世界では理にかなっていない。特に日本は、我々と商業のつながりが長い間とても強く、安全保障面でも強いつながりがある。それが日本との協定を持つことの論理の全てだ」

 ――米国のTPP(環太平洋経済連携協定)離脱で、アジアに空白が生まれたとの懸念があります。

 「TPPがうまくいかなかった…

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