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 米当局者の話としてロイター通信が24日に伝えたところによると、中国が実効支配する南シナ海の南沙(英語名スプラトリー)諸島付近を米海軍の艦船が航行した。トランプ政権で初めての「航行の自由作戦」の一環とみられ、中国の反発が予想される。

 同通信によると、航行したのはミサイル駆逐艦デューイ。中国が人工島を建設しているミスチーフ礁から12カイリ(約22キロ)内を航行したという。米CNNは今月、米軍による「航行の自由作戦」の申請を国防総省が却下していたと報じており、北朝鮮の核・ミサイル問題で協力を求める中国に配慮しているとの見方が出ていた。

 オバマ前政権下では、中国による軍事拠点化に対抗するため、「航行の自由作戦」として軍艦を派遣。同様の航行を4回実施したが、昨年10月を最後に行われてこなかった。(ワシントン=香取啓介)