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 日本民営鉄道協会は25日、首都圏や関西圏などの大手私鉄16社の駅員らが2016年度に受けた暴力行為は189件で、9年ぶりに200件を下回ったと発表した。協会の担当者は「暴力行為は許さないという認識が広まったためではないか」と分析している。

 暴力行為は統計を取り始めた00年度の75件から年々増え続け、初めて200件を超えた08年度がピークで236件。その後は15年度まで220~230件前後で高止まりしていた。

 過去3年間の暴力を受けた原因を見ると、「理由なく突然」「酩酊(めいてい)者に近づいて」が合わせて約半数。各社は、相手との距離を保つ▽複数人で対応する▽大声で話しかけない――などと工夫するとともに、警備員を配置したり、共同でキャンペーンを実施したりしてきた。協会も引き続き、啓発ポスターなどで暴力根絶を訴えていく。(宮山大樹)