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 スパイ映画「007」シリーズの主人公、ジェームズ・ボンドは15年前に禁煙していた? そんな分析を、ニュージーランドの研究チームが、たばこの研究を集めた専門誌(電子版)に発表した。

 1962年~2015年制作の24作品の喫煙場面を調べた。ボンド自身は60年代に約8割の作品でたばこを吸いピークだったが、90年代までにぐっと減り、02年の「ダイ・アナザー・デイ」の後は吸っていない。過去にはたばこに武器を仕込んだスパイガジェットも登場したが、90年代になくなったという。

 ただ、ボンド以外も含めて喫煙場面が全くないのは、06年の「カジノ・ロワイヤル」1本だけ。ボンドに恋人らからの受動喫煙の危険性もあった。15年の最新作「スペクター」では、ボンドも主な登場人物も喫煙していないが、屋内で他人が吸っている場面があったという。研究チームは「スパイの仕事を考えれば、体力が必要で、喫煙習慣は奇妙」とし、「喫煙シーンは減ったが、人気を考えれば、まだあることは問題だ」と指摘している。(水野梓)