「ドラえもんも!」。皇后さまは漫画「ドラえもん」の展示を見つけ、笑顔で近づきました。そばにいた天皇陛下も「ずいぶん世界的にね」と興味深そうな様子でした。

 5月29日、富山市の「高志の国文学館」を訪れた時のことです。富山県出身者の文学作品や漫画の展示のなかに、高岡市出身の藤子・F・不二雄さんによるドラえもんの作品がありました。

 続けて、皇后さまは「素晴らしゅうございますね」と述べた後、こう口にしました。「どこでもドアとか……」。語尾までは聞き取れませんでしたが、近くにいた他社の記者によると「どこでもドアが欲しいとか」と聞こえたそうです。ご自身が欲しいと望まれていたのか、多くの人たちが欲しいと思っていることに言及されたのか。こうして思いをめぐらせることも、担当記者の醍醐味(だいごみ)だと感じました。

 皇后さまは過去にもドラえもんに言及されていました。2013年9月18日、皇后さまがお一人で東京・上野の東京都美術館を訪れ、画家の福田美蘭さんの個展を鑑賞した時でした。

 オランダ絵画の巨匠・レンブラントの自画像を題材にしたという作品は、人物の上に重ねるように、ドラえもんが大きくスケッチされていました。ユニークな構図を眺めていた皇后さま。自分の左手をドラえもんの右手に重ね、ほほ笑みながらこうつぶやきました。

 「大きなドラえもんだこと」

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 両陛下は漫画にも詳しく、折々に漫画家と交流してきました。

 10年10月の園遊会では、漫画家の里中満智子さんと言葉を交わしました。飛鳥、奈良時代など天皇家をテーマに漫画を描いている里中さんに、天皇陛下は「お描きになった持統天皇とか孝謙天皇とか、一番(中国などと)交流のあった時代ですね」と語りかけました。

 13年10月の秋の園遊会には…

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