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 日産自動車の2016年度の取締役9人の報酬が、前年より2割多い計18億3800万円にのぼることが分かった。カルロス・ゴーン会長が前年度と同じ10億円を超える規模の報酬を維持し、西川(さいかわ)広人社長も大幅な増額だったとみられる。

 取締役の数が実質的に同じだった15年度は計15億3700万円で、うちゴーン氏が10億7100万円、西川氏が約2億円を占めた。16年度に取締役報酬として増えた約3億円の大半は西川氏の増額分で、三菱自動車を傘下に収めるのに伴い、16年11月からゴーン氏と並ぶ共同最高経営責任者(CEO)に就いたことを反映した。西川氏は、17年4月からは社長兼CEOに就いている。

 ゴーン氏の高額報酬には批判も根強く、15年には仏ルノーからも725万ユーロ(約9億円)の報酬を受けたが、株主総会ではこの報酬の議案に過半数が反対した。だが、ルノーは16年分も約700万ユーロを支払う議案を示している。16年度のゴーン氏の報酬には、16年12月から会長を務める三菱自の報酬も加わる。(青山直篤)