[PR]

 地球から約600光年離れた恒星を周回する惑星の表面温度が約4300度に達することを、東京大や国立天文台、米航空宇宙局(NASA)などの国際研究チームが明らかにした。観測した電波のデータを分析した結果で、これまで分かっているなかで最も表面温度が高い惑星だという。5日付の英科学誌ネイチャーに発表する。

 研究チームによると、この惑星は地球からはくちょう座の方向に約600光年離れた恒星「KELT―9」を周回している。公転周期は1・5日で、水素が主成分のガスに覆われているとみられる。2014年にKELT―9の前を横切る影が観測され、16年に国立天文台岡山天体物理観測所などの観測で惑星と確定した。

 KELT―9の表面温度は約1万度で、太陽の約6千度と比べてかなり高い。また、惑星とKELT―9との距離は、太陽と水星の距離の10分の1程度で極めて近く、惑星は強い紫外線を受けているという。こうしたことなどから、惑星の表面温度が高くなっているとみられる。

 東大理学系研究科の成田憲保助教は「どの程度の高温の星の近くでガス惑星が形成されるかがわかれば、惑星の形成過程を理解する手がかりとなる」と話している。(田中誠士)

こんなニュースも