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 原爆による被爆2世の健康被害を認め、国による援護を実現してほしい――。長崎原爆で被爆した親を持つ被爆2世が国家賠償を求めた訴訟の第1回口頭弁論が長崎地裁(武田瑞佳裁判長)で5日に開かれ、原告が不安を口々に訴えた。

 原告側は、原爆放射線の遺伝による人体への影響を訴え、2世への援護策を怠ってきたとして国に責任を問うている。原告の野口伸一さん(69)=長崎市=は意見陳述で、「月1回健康診断を受けています。薬漬けの毎日です」と語り、脳梗塞(こうそく)を患い、昨年には胃がんを摘出した健康被害を訴えた。

 母のミドリさん(昨年90歳で死去)が20歳の時に被爆。5人兄弟の末弟の末晴さんは急性白血病で、1984年に26歳で亡くなった。「母は末晴を殺したのは私だと悔やんでいました」。弟はガンの治療中で、妹も病気を持っているという。「弟が亡くなって以来、私たち兄弟は病気に対する不安と心配が強い。どこか調子が悪ければすぐに病院に走る」と語った。

 原告団長の崎山昇さん(58)=長崎市=は意見陳述で「全国には30万人とも50万人ともいわれる被爆2世が存在する。私たち被爆2世は、親が受けた原爆放射線の遺伝的影響を否定できない核の被害者だ」と訴えた。崎山さんが会長を務める全国被爆二世団体連絡協議会は、1980年代から2世への援護策を国に求め続けて来た。「被爆72年が経とうとしている今日に至っても実現していない。やむなく司法の場での解決を目指すことを決意した。国による立法的措置の契機とすることが(訴訟の)目的だ」と述べた。

 原告側は訴状で、国が援護策の…

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