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 経営する石材販売会社の事業資金名目で現金をだまし取ったとして、警視庁は6日、「差出(さしで)石材」(山梨県山梨市)社長の望月治美容疑者(61)=東京都豊島区=を詐欺容疑で逮捕し、発表した。

 望月容疑者は望月清賢山梨市長の元妻で、市長も一時期、差出石材の社長を務めていた。

 捜査2課によると、望月容疑者は2011年12月~12年1月、知人の元医師、越塚峰嗣容疑者(63)=群馬県伊勢崎市=と共謀し、差出石材の仕入れ資金名目で数回にわたり、埼玉県に住む60代の男性から現金2300万円をだまし取った疑いがある。捜査関係者によると、越塚容疑者は今年4月25日、差出石材への出資に関する詐欺容疑で逮捕されており、同課は6日、望月容疑者とともに再逮捕した。同課は認否を明らかにしていない。

 差出石材をめぐっては、この男性が15年4月、約4億円を貸し付けたが約2億4千万円が返済されないとして、越塚容疑者を詐欺罪で告訴していた。

 信用調査会社などによると、市長は山梨市議などを経て14年に山梨市長に初当選。県議になった02年、妻だった望月容疑者に差出石材の社長を譲っていた。今年2月に離婚したという。望月市長は6日朝、自宅前で取材に応じ、事件への自身の関与について、「関わっていないと思いますよ、ぜんぜん」と答えた。