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 浅野駅から支線に入ると、まず停車するのが新芝浦駅。鶴見線の開業80周年を記念した列車が2010年10月に仕立てられ、案内役としてマイクを握った「鉄道友の会」の渡辺一策さん(82)はこうアナウンスしたことを覚えている。「東芝の専用駅です」

 駅の前にあるのは、主に発電機器を生産している東芝京浜事業所。駅舎を一歩出ると、東芝の私道で、企業秘密を守るため、「撮影禁止」の看板を掲げている。事業所に通う人ばかりが大勢乗り降りするため、朝のラッシュ時はホームが横4列の人でぎっしり埋まる一方、日中は1時間以上、電車が来ないこともある。定期を利用する乗客ばかりだからか、無人駅なのに券売機もない。

 およそ半世紀前、ここで働いた…

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