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 小池百合子・東京都知事が率いる党の都議が増えるのは是か非か。都議選(23日告示)に向け、こんな議論が過熱している。小池氏が今月、地域政党「都民ファーストの会」代表に就いたことで、自民党は「知事のイエスマンばかりの議会になれば、チェック機能が弱まる」と批判。小池氏も反論し、地方自治を支える「二元代表制」のあり方が争点に浮上してきた。

 「白紙委任、知事が言うことを全部そのまま認めるような議会は必要ない」。10日、自民都連会長の下村博文・同党幹事長代行は都内で演説し、都民ファーストの会批判を展開した。報道陣の取材には「都民ファーストは小池知事のイエスマン集団」と言い切った。

 1日に小池氏が同会代表に就任後、小池氏と対立する自民はこうした批判を強めている。「知事の言いなりの都政になってしまうんじゃないか」。菅義偉官房長官は4日、自民の立候補予定者の決起大会でこう述べ、同会を牽制(けんせい)した。

 小池氏は定数127の都議選で、同会公認の立候補予定者48人に公明党などを加えた知事支持勢力で過半数を占めたい考えだ。現在57議席を持つ最大勢力の自民を追い落とそうと狙う。

 自民側の批判に、小池氏は「これまでの都議会にチェック機能があったのか」と反論する。自民は石原慎太郎元知事を始め、知事選で支援した知事と足並みをそろえて都政を主導してきた。小池氏はこれまでの自民を中心とした議会の監視機能を問題視し、10日には都内での演説で「オリンピック(2020年東京五輪・パラリンピック)の経費も豊洲(市場)の経費も、こんなに膨らませたのは議会ではないか」と訴えた。3日の街頭演説では「古い議会が人事や予算作りに介入し、ブレーキ役であることを忘れてアクセルをふかしてきた」と主張した。

 ただ小池氏も、知事と政党代表の立場の切り分けは気にかけている。9日には毎週金曜の知事の定例記者会見を、知事会見と同会代表としての会見に分けた2部制に変更した。都幹部は「知事会見を政治利用しているとの批判が来ないように配慮した」と明かす。

 同会は議会で十分に都政を監視できるのか。小池氏は9日の会見で「(立候補予定者の)経歴を見たり演説を聞いたりしていると、知事を十分チェックするだろう」と話した。ただ、それを具体的にどう担保するかの説明はなかった。

 7日の都議会で登壇した同会の…

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