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 今月26日に投票が行われるモンゴル大統領選(任期4年)に同国の柔道連盟会長を務めるなど、スポーツ界に関わりが深いハルトマー・バトトルガ前国会議員が、野党の民主党から立候補し、3候補者のなかで有力な情勢だと、ロイター電などが伝えている。

 バトトルガ氏は54歳。旧ソ連で生まれた格闘技、サンボの元世界王者だ。2006年に柔道連盟の会長に就くと、2年後の北京五輪ではモンゴル男子代表のツブシンバヤル選手が100キロ級で金メダル。続くロンドン、リオデジャネイロ両五輪でもモンゴル勢はメダルを立て続けに獲得した。

 日本発祥の柔道を、白鵬、日馬富士、鶴竜の3横綱がいる大相撲に続いて、同国の人気スポーツに成長させた。

 同氏はタクシー会社、レストランなどを手がける実業家や、画家としての顔も併せ持つという。弟も柔道家で、日大留学中に1年で外国人初の学生体重別王者となり、昨年のリオ五輪には母国代表で100キロ超級に出場している。

 スポーツ界からのし上がったバトトルガ氏は、2人の対立候補を文字どおり抑え込み、モンゴルのリーダーになれるかどうか。国民の直接選挙で行われる選挙戦は佳境を迎える。(竹園隆浩)