児童8人の命が奪われた大阪教育大付属池田小学校(池田市)の殺傷事件から8日で16年。大教大は9日、柏原、天王寺両キャンパスの計91教室で、教員を目指す学生たちに事件を語り継ぐ授業をした。

 報道陣に公開された柏原キャンパスの授業では、受講した1、2年生約90人が1分間の黙禱(もくとう)を捧げた。その後、事件の経過や事件後の学校安全の取り組みについて、大教大と池田小がまとめた冊子をもとに学んだ。佐久間敦史准教授(50)は「子どもたちは安心できる居場所があってこそ力を発揮できる。体罰や虐待を含め、あらゆる暴力から子どもたちを守ってほしい」と語りかけた。

 幼稚園の教員を目指す1年の北野優さん(18)は「日頃から訓練をして備えることが大事と感じた。子どもの安全を第一に守れる先生になりたいと思った」と話した。(沢木香織)

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