[PR]

 フランス総選挙(下院定数577)の第1回投票が11日にある。最新の情勢予測では、マクロン大統領の新党が397~427議席を得て、過半数を握る勢いだ。既成の2大政党である中道左派・社会党と中道右派・共和党の候補からも、若きリーダーとの近さをアピールする動きが出ている。政界再編は不可避だ。

 「エマニュエル(・マクロン大統領)と一緒に働いてきました」。観光名所モンマルトルの丘があるパリ18区。7日夕、社会党公認のエルコムリ候補が、市民を呼び止め、語りかけていた。オランド前政権の労働相。経済相を務めたマクロン氏とともに内閣の一員だったことをアピールする。

 治安や教育の政策を訴えるチラシの一番上には「マクロン氏とともに」。社会党のロゴの赤いバラは、一番下に小さく配した。

 マクロン氏の新党「共和国前進」は、同選挙区に公認候補を立てていない。エルコムリ氏は自身への配慮だと考えている。「建設的な考え方のもとに、左派の理念を(政権に)もたらしたい」。政党の垣根は気にしていないという。

 人気が陰る社会党からは多くの人材が、「共和国前進」に流れた。エルコムリ氏のように、党の公認を得たうえでマクロン陣営との協力をうたう候補も目立つ。党としてこうした候補にどう対応するかは、あいまいなままだ。さらに同党の大統領候補だったアモン氏は、同区でエルコムリ氏ではなく環境政党の候補の支持を表明している。分裂状態だ。

 一方、同じ選挙区で立候補して…

有料会員に登録すると全ての記事が読み放題です。

初月無料につき月初のお申し込みがお得

980円で月300本まで読めるシンプルコースはこちら

こんなニュースも