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 戦前の樺太(サハリン)生まれの祖母を持つ、恵庭市の写真家辻田美穂子さん(28)が、サハリン在留邦人らの撮影を続けている。戦後70年が過ぎ、歴史を知る人が減る中、写真を通して「かつて日本だったこの場所を、同世代の人たちが知るきっかけになれば」と願っている。

 辻田さんは大阪府藤井寺市出身。樺太西部の恵須取(えすとる)(ウグレゴルスク)で生まれ育った祖母恵子さん(86)から聞いた引き揚げの苦労話や、春に揚がる大量のシシャモ、製紙工場の景色など戦前の活気ある街の様子が印象に残っていた。

 だが友人たちからは「樺太ってどこ?」と、言われることも多かった。「祖母のふる里が日本人の記憶から無くなるのは寂しい」

 写真専門学校に通っていた20…

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