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 あの惨事から12年。JR宝塚線(福知山線)脱線事故をめぐり、強制起訴されたJR西日本の歴代3社長の無罪が確定することになった。遺族らは経営陣の刑事責任を問う難しさにため息をつく一方、再発防止に向けて会社を厳しく見つめ続ける決意も新たにした。

■遺族無念「幕引きできぬ」

 「100人以上が死に、500人以上が負傷した大事故で、誰の責任も問えないなんて残念で情けない」

 事故で長女の早織さん(当時23)を亡くした大森重美さん(68)=神戸市北区=は、訪れていた兵庫県尼崎市の事故現場近くで取材に応じ、無念さをにじませた。

 過去の大事故の例から刑事責任を問う難しさは理解していた。先を見越し、大阪高裁で歴代社長に無罪が言い渡される1年前の2014年3月、事故で死者を出した法人に刑事罰を科す法律をつくることを目指して、「組織罰を考える勉強会」を設立。昨年4月には「実現する会」に衣替えし、活動を続けている。

 最高裁に一縷(いちる)の望み…

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