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 米通信大手ベライゾン・コミュニケーションズは13日、米ヤフーのネットなど中核事業の買収手続きを終えたと発表した。1995年創業の米ヤフーはIT企業の草分けだったが、強みだった「ポータルサイト」が米グーグルやフェイスブックに押されて競争力を失い、事実上解体された。

 主力事業を失った米ヤフーは社名を「アルタバ」に変え、日本法人のヤフージャパンや中国のネット通販最大手アリババグループの株式を管理する投資会社になる。マリッサ・メイヤー最高経営責任者(CEO)は退任した。

 買収額は44億7580万ドル(約4900億円)。米ヤフーで大規模な個人情報流出が発覚し、昨年7月に最初に合意した金額から約3億5千万ドル減額した。

 ベライゾンは、主力の携帯電話事業が伸び悩み、ネット広告を強化している。新会社「オース」を設立し、傘下の米ネット大手AOLと、買収したヤフーの事業を統合させる。これに伴い、両社で2千人規模の人員削減計画があると、複数の米メディアが報じている。(デトロイト=江渕崇)