妊娠期から子育て期まで、切れ目のない支援をする相談窓口が14日、福山市内の12カ所で開設された。フィンランドの「ネウボラ」制度を参考にしたもので、市では「ちょっとした不安や心配を気兼ねなく相談してほしい」と利用を呼びかけている。

 ネウボラはフィンランド語で「助言の場」という意味だ。全国に広がりつつあり、県も今年度、「ひろしま版ネウボラ」の構築を進め、福山ネウボラはそのモデルの一つになっている。

 福山ネウボラの愛称は「あのね」。「あなたのネウボラ」の略だ。気軽に何でも相談を持ちかけてほしいという思いを込め、市民の応募の中から選んだ。12カ所の施設名の前に「あのね」を付ける。

 この日、JR福山駅近くのエフピコRiM6階のふくやま子育て応援センターで、「あのねRiM」の開設式があった。枝広直幹市長は「子どもは地域の宝もの。みんなで子育てを協力しあって進めたい」とあいさつ。「もっともっと運用改善をしていかないといけないことが出てくると思う。気づいたらぜひ伝えてほしい」と話した。来賓の湯崎英彦知事は「日常生活の中の一部としてネウボラを取り込んで活用していただければ」と話した。

 「あのね」では、保健師や助産師、看護師、保育士の資格を持ち、2カ月の専門的な研修を終えた30~60代の女性が相談員として待機する。全19人でスタートし、各相談窓口に1~2人配置する。RiM(084・932・7233)は月曜、松永、北部、東部、神辺の4支所とすこやかセンターは土日・祝日、6カ所の保育所は日・祝日がそれぞれ休み。(広津興一)