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 子宮体がんの積極的な治療をやめ、在宅療養してきた東京都内の山崎エミコさんは4月19日、70歳になった。その3日前から、水を口にしても、吐き出すようになっていた。だが、ボランティアの中村景子さん(64)と田中紀公子さん(59)が持ってきたケーキのクリームを二口食べ、一緒にお祝いの歌を歌った。

 「病気になってごめんね」。がんになり、「涙は枯れた」が口癖になった山崎さんが長女の中沢愛さん(39)の前で涙を流した。中沢さんも初めて母の前で泣いた。「ママの娘で良かったよ」

 4月26日朝、訪問した看護師の貫井陽子さん(33)は山崎さんの血圧の下の値を測定できなかった。それだけ体が弱っていた。夕方、再訪した貫井さんの目に涙があった。中沢さんは別れが近いと察し、母の友人に電話した。20人ほどが訪れた。午後9時過ぎ、最後の友人が帰る時、山崎さんは「ありがとう」と伝えた。15分後、息を引き取ると穏やかな顔になった。

 中沢さんは、母の希望通り自宅…

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