デンマーク訪問5日目の皇太子さまは19日、作家アンデルセンの生地オーデンセを訪れ、アンデルセン博物館を視察した。関係者によると、子どものころ、皇后さまに読んでもらった本の中にアンデルセン童話もあったといい、「童話、小説、切り絵細工など、私自身の幼少期を思い出しながら多くの作品に触れることができました」と語った。

 皇太子さまは博物館で、アンデルセンの書斎を再現した部屋を見たり、アンデルセンの一生を描いた絵の説明を受けたりした。

 博物館には1998年に天皇、皇后両陛下も訪れている。特に皇后さまはアンデルセンに思い入れがあり、2002年に単身でスイスを訪問した際には、国際アンデルセン賞の歴代受賞者らと交流している。皇太子さまや秋篠宮さま、黒田清子さんが幼少の頃、よく読み聞かせをしていたという。

 皇太子さまは、その後オーデンセ市庁舎で開かれた市長主催の昼食会で、「日本語を含め、世界中の言語に翻訳されたアンデルセンの絵本を見て、これまでどれだけ多くの子どもたちに愛されてきたかを実感しました」と感想を述べた。また、17日にグリーンランドで発生した地震と津波により「被災された方に対し、心からお見舞いを申し上げます」とも述べた。(オーデンセ=多田晃子)