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 力強さを欠く消費底上げのため、日本銀行総裁が自ら買い物?――黒田東彦(はるひこ)総裁が16日の金融政策決定会合後の記者会見で、昨年腕時計を新調したと明かした。個人消費に関連して、総裁自身がどんな買い物をしたかを問われて答えた。

 「総裁が最近買った物は。その値付けは?」との質問に、黒田総裁は「個人的な話ですので、難しいわけですけれども」と断りつつ、「時計はちょっと買ったんですね、昨年。最新の、例の、GPS(全地球測位システム)の時差を自動的に調整してくれるっていう時計を」と話した。メーカーや値段には触れなかったが、カシオ製の数十万円する上位モデルとみられる。

 会見では、金融緩和を終える「出口」での日銀の財務悪化などに関する質問が相次いだ。厳しい表情が続いていた黒田総裁は、会見終盤に出た、テレビ局の女性キャスターからの予想外の質問に、左腕の腕時計を示しながら笑顔で答えていた。(河合達郎)