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 プロ野球の日本生命セ・パ交流戦は18日、ソフトバンクが広島との最終戦に勝ち、導入13年目で史上初めて3年連続で最高勝率球団となった。広島と12勝6敗で並んだが、直接対決で2勝1敗と勝ち越しているソフトバンクが、規定により通算7度目のタイトルを手にした。雨天中止となった1試合を残して勝ち越しを決めたパ・リーグの勝率1位として1千万円、最高勝率球団として500万円の、計1500万円を獲得した。

(18日、ソフトバンク7―4広島)

 投打の主力を失っても、若手や代役がカバーできる。総合力でつかんだ3年連続の栄冠だった。

 「勝てば交流戦1位」という重圧の中、今季の交流戦を象徴するように、この日も脇を固める打者が流れを引き寄せた。同点の二回だ。2四球などで1死一、二塁から、8番の甲斐が左前適時打。交流戦で初めて先発起用された1番福田も低めの球をしぶとく中前に運ぶ2点適時打で続き、一挙3点を勝ち越した。

 「絶対勝たなければという雰囲気は初めて。怖さもあったが、試合に出る以上は勝ちたい」。交流戦14試合で先発マスクをかぶった育成出身7年目の甲斐は振り返る。併用が続いた高谷が約1週間前に故障し、強肩と強気のリードで交流戦12球団最少51失点の投手陣を引っ張ってきた。

 交流戦に入って故障者が続出した。主軸の内川とデスパイネが抜けると、江川をプロ初の4番に据え、投手陣は千賀が離脱すると、この日先発した山田を起用するなど、その穴を代役が埋めた。プロ初白星を挙げた育成出身の石川や打率3割台の上林ら若い力も活躍し、苦しいチーム状況でセ・リーグ球団を圧倒した。

 工藤監督は「故障もあって苦しい戦いだった。(みんなが)内川、デスパイネの分までという気持ちがあったと思う」。指揮官にとっても、「3連覇」はあくまで通過点だ。「4日間休んで、交流戦明けからオールスターまで、しっかり戦いたい」。2季ぶりのリーグ制覇へ弾みをつけた。(甲斐弘史)

 ○岡本(ソ) 2番手で救援し、2回無失点でプロ初勝利。「準備はしていた。勝利がついたのは自信になる」

 ○松田(ソ) 4年ぶりの4番に座り、先制打を含む2安打2打点。「(打順は)何番でも。結果が良かっただけ」

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