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 東京電力福島第一原発事故で東北や関東から移住してきた人らでつくる市民グループ「むすびば」代表の小河原律香(おがわらりか)さん(35)が、甲府市大手2丁目にブックカフェ「本と珈琲(コーヒー)カピバラ」を開いた。10日に営業を始め、「人と人がつながり、文化拠点になる場所にしたい」と意気込んでいる。

 小河原さんは2011年3月11日、当時住んでいた福島県須賀川市で東日本大震災に遭った。約65キロ離れた福島第一原発で起きた事故による内部被曝(ひばく)を恐れ、当時3歳だった長女を連れて避難。札幌市などを経て同年11月、甲府市に移り住んだ。

 約40平方メートルの店内にはカウンターとテーブル席を設け、書棚に購入可能な約500冊の本を並べた。原発事故や東北に関する書籍のほか、ニーチェらの哲学書、中東問題、ジェンダー論など社会科学から文学まで分野は様々だ。小河原さんがピアノ教師をしていることもあり、ピアニストの著作など芸術関係の本も多い。本があることで話題が広がり、お客さんとのコミュニケーションも取りやすいという。

 中には、メディアの自主規制な…

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