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 福岡県の化粧品会社が販売した「茶のしずく石鹼(せっけん)」の旧商品で起きた小麦アレルギー問題で、藤田保健衛生大は17日、発症者の3割近くに今もアレルギー症状が残っているとの調査結果を発表した。

 同大によると、調査は2012年4月から14年10月までに、石鹼の使用後に小麦アレルギーと診断された2111人が対象。診察した医療機関に3月末時点での状態を尋ね、980人分の回答があった。

 980人のうち、症状が続いている人は272人(28%)。このうち115人は今年になってから小麦を摂取したところ、呼吸困難やじんましんなどの症状が出た。また、70人が小麦の摂取そのものを避けているほか、摂取量を制限している人もいるという。

 一方、通常の食事や生活ができて、3カ月以上症状が出ていないのは202人。残りの506人の現状はわからなかったという。同大の松永佳世子教授は「症状が続いている人もおり、治療法の開発が必要だ」と話している。

 東京都内で開催中の日本アレルギー学会で発表した。(川村剛志)