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 北方領土の国後、択捉両島への航空機による初めての墓参は19日、到着地の国後島が濃霧のため着陸できない見通しとなり、中止となった。政府が同日午前、訪問団に伝えた。当初は前日の18日に予定されていたが、濃霧で延期されていた。今後の実施については、改めて日本とロシアの当局間で協議する方針。

 北方領土への訪問団は元島民やその家族35人を含む70人で構成。日本側がチャーターしたロシアの航空会社の飛行機で19日午前8時半、北海道・中標津空港を離陸し、国後島に到着後、入域手続きを済ませて国後島と択捉島の計5カ所で慰霊式を行い、同日夜に中標津空港に戻る予定だった。

 訪問団は19日午前、中標津空港で天候の回復を待っていたが状況は改善されず、この日の墓参は中止されることが決まった。

 北方領土への墓参をめぐっては、渡航手段が船に限られており、高齢の元島民の負担となっていた。このため、安倍晋三首相とプーチン・ロシア大統領が4月の日ロ首脳会談で、人道的措置として合意した。

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