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 新潟県管理の加治川治水ダムで羽越水害50年のイベントにともなう観光放流が行われ、下流の親子2人が一時流された問題で、県は19日、「放流について事前連絡しなかったことが事故の原因」と認め、謝罪した。県は観光放流の中止も含めて今後の対策を検討する方針。

 事故は17日午後4時半ごろ、新発田市の滝谷森林公園で発生。ダムの約4・5キロ下流で川遊びをしていた新潟市北区の母親(45)と男児(9)が流された。男児は10メートル流されてひざにすり傷を負い、母親は120メートル流されて低体温症と診断された。水位は通常30センチ程度だが、事故時は約75センチまで上昇したとみられる。母親は19日、謝罪に訪れた県幹部に対し「今回のことを教訓にして安全管理を徹底してほしい」と話したという。

 県は「今回の放流量は告知する基準に達しないと予測した」と説明し、流域の自治体への連絡やサイレンなどでの一般告知はしなかったという。県新発田地域振興局の笹川岳之・地域整備部長はこの日の記者会見で「想像力が働かなかった。じくじたる思い」と述べた。

 県によると、同ダムでは17日…

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