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 将棋の史上最年長棋士、加藤一二三(ひふみ)九段(77)の現役続行をかけた対局が20日午前、東京都渋谷区の将棋会館で始まった。勝てば史上最年長勝利を更新するが、敗れると、この対局をもって引退となる。

 加藤九段は午前9時45分ごろ、対局室に現れた。口を真一文字に結び、険しい表情で上座に座った。相手は新鋭の高野智史四段(23)。両者が駒を並べ終え、午前10時に対局が始まった。加藤九段が得意とする矢倉の戦いになった。

 竜王戦の6組昇級者決定戦。一つ上の5組への昇級を争うトーナメントで、加藤九段は敗れた時点で約63年間に及ぶ現役生活にピリオドを打つことになる。

 加藤九段は1月、棋士の格を決める順位戦での成績がふるわず、引退が決まった。その直後に最年長勝利(77歳0カ月)の記録を達成したが、その後は白星を挙げていない。この日の対局は約3カ月ぶり。(村瀬信也

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