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 パリの繁華街シャンゼリゼ通りで19日、治安維持を担う憲兵隊の車列に乗用車が突っ込み、運転していた男が死亡した事件で、仏メディアはこの男について、パリ郊外に住む31歳の男で、イスラム過激派団体との関係が疑われていたと報じた。当局が要注意人物として把握していた男という。

 コロン内相は「フランスで再び治安部隊が狙われた。車を爆発させる可能性があった」と述べた。

 AFP通信は警察筋の話として、車にはカラシニコフ銃や短銃2丁、ガス缶などが積まれていたと伝えた。

 フランスではテロの多発で2015年以来、非常事態宣言が継続されている。しかし、シャンゼリゼ通りでは大統領選直前の4月中旬、警官が銃撃されて死亡。また、3月にはオルリ空港で男が兵士を襲撃して射殺され、今月初めには観光名所のノートルダム寺院で警戒中の警官に男がハンマーで襲いかかるなど、パリ内外でしばしば治安部隊を狙った襲撃事件が起きている。(パリ=青田秀樹、疋田多揚)