沖縄県は、今月12日に92歳で亡くなった元知事の大田昌秀さんの県民葬を7月26日に開くことを決めた。翁長雄志(おながたけし)知事は20日午前の県議会で「功績をたたえ、ご冥福を祈る県民葬を実施したい」と述べた。安倍晋三首相ら政府側にも広く参加を呼びかける。

 県民葬は7月26日午後2時から、同県宜野湾市の沖縄コンベンションセンターで。県や県議会、関係自治体などによる実行委員会が主催する。

 沖縄県での県民葬は、本土復帰に尽くした知事の屋良朝苗(ちょうびょう)氏、知事を3期務めて経済振興に尽力した西銘(にしめ)順治氏に続き3例目。

 大田さんは1990~98年に知事を務め、普天間飛行場の返還合意を引き出すなど米軍基地の整理縮小に取り組んだ。米軍に土地を提供するため地主に代わって署名をする「代理署名」を拒否し、国と対立しながらも、沖縄の基地問題を全国に訴え続けた。(山下龍一)