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 将棋の史上最年長棋士、加藤一二三九段(77)の現役続行をかけた対局は進行が速く、終盤戦を迎えつつある。加藤九段が対戦相手にリードを許し、非勢に陥っているとみられている。

 竜王戦6組の昇級者決定戦で、相手は若手の高野智史四段(23)。午後4時、対局が行われている東京都渋谷区の将棋会館に中原誠十六世名人(69)が姿を見せた。現役時代、加藤九段とタイトル戦で度々激闘を演じた将棋界の大御所だ。局面を見て、「後手(高野四段)の方が良さそうですね」と判断した。

 4時前には、6等分されたチーズを一気に平らげる加藤九段の姿がモニターに映し出された。形勢は思わしくないが、闘志はみなぎらせて逆転を狙っている。(村瀬信也)