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 現役生活の瀬戸際に立たされている加藤一二三(ひふみ)九段(77)の対局は20日、午後6時になり、夕食休憩に入った。若手の高野智史四段(23)にリードを許し、苦しい戦いが続いている。

 東京都渋谷区の将棋会館での対局。休憩の1時間ほど前、アルバイトが注文をとるため対局室に入った。加藤九段の注文は定番のうな重ではなく、カキフライ定食だった。1月に史上最年長勝利を記録した時に注文していたゲンのいいメニューだ。

 しかし、カキフライ定食を注文できるのは10月以降だった。メニューにないことを告げられると、加藤九段は少し考えて天ぷら定食に変更。冷やしトマトも追加した。昼食にはうな重を注文したが、気分を変えて夜の戦いに臨む。(村瀬信也