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 手軽に新型車の魅力を体感してもらおうと、輸入車メーカーを中心に、仮想現実(VR)の技術を生かした販売戦略が広がり始めた。試乗しなくても実際にドライブしているような感覚を味わえたり、車の現物がなくてもデザインを確認したりできるのが売りだ。

 独フォルクスワーゲン(VW)日本法人は5月下旬、家族連れが集まる東京・お台場で、1月に全面改良した小型SUV(スポーツ用多目的車)「ティグアン」をVRで体験してもらうイベントを開いた。

 実際の車両に乗り込み、両目と両耳を覆うVRの機器を装着する。実際には車を走らせないが、都内の夜の高速道路を疾走するという設定で、ハンドルを握りながら臨場感のある映像が楽しめる。途中で先進安全技術などの紹介を挟みながら、5分ほどで商品の魅力をPRする。

 VWは販売店でも別のゴーグル型のVR機器を使って、衝突被害を軽減するブレーキや、前の車を自動追従する機能を体感できるようにしている。

 ジャガー・ランドローバー日本法人は、新型の大型SUV「ディスカバリー」を5月に売り出す際、展示車が販売店に届く前も、VR機器で新型車を体感できるようにした。ゴーグル型の機器を使い、車体の大きさや運転席からの視界、シートの縫い目など内装の細部を確認できるようにして、商談に生かした。(木村聡史)

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