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 欧州各国で27日、企業などがサイバー攻撃に見舞われ、コンピューターシステムが使えなくなるなどの被害が出た。5月に世界各地で被害が出た「ランサム(身代金)ウェア」と呼ばれるコンピューターウイルスが原因とみられている。

 ウクライナ中央銀行の声明によると、同国の複数の銀行がサイバー攻撃で業務が困難になった。欧州メディアによると、空港の運営にも影響が出たという。デンマークの海運大手APモラー・マースクは声明で「サイバー攻撃のため、複数の拠点でITシステムがダウンした」と発表した。英広告大手WPPグループもITシステムが影響を受けたと明らかにした。ロイター通信によると、ロシアの国営石油会社ロスネフチも被害を受けたほか、ノルウェーでも被害が出た。英国立サイバーセキュリティーセンターは声明で「世界規模のランサムウェアによる事件」だとしている。(ロンドン=寺西和男)