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 民進党の蓮舫代表は28日午前、稲田朋美防衛相が東京都議選の応援で自衛隊を政治利用するかのような発言をしたことについて、「辞任のレベルではなく、安倍晋三首相がきっちりと罷免(ひめん)すべきだ」と厳しく批判した。党本部で記者団に語った。民進、共産、自由、社民の4野党は同日夕、国会対策委員長会談を開き、罷免要求で一致する見通しだ。

 蓮舫氏は、稲田氏が自民党公認候補の応援で「防衛省、自衛隊、防衛大臣、自民党としてもお願いしたい」と発言したことについて、「(行政の中立性を定めた)憲法15条にも違反しているし、公職選挙法にも自衛隊法にも違反している。(発言を)取り消して済まされる問題ではない」と断じた。

 野党側は、稲田氏についてこれまでも南スーダンの国連平和維持活動(PKO)に派遣された陸上自衛隊の日報をめぐる問題や、森友学園との関係について追及してきた。共産党の小池晃書記局長は記者団に「大臣を続けさせてきた安倍首相の責任は極めて重大だ」と強調した。また、民進は28日午後に国会内で開く「外務・防衛合同部門会議」に稲田氏の出席を要請した。(中崎太郎)